広川 麻理菜(ひろかわ まりな)
フェミューズクリニック院長
東京慈恵会医科大学卒
美容も婦人科も、
夜23時まで。
診療時間
18:00 — 23:00(最終受付 22:45)
来院
木・金・土
オンライン
月〜土曜 18:00〜23:00
住所
東京都新宿区新宿6-29-11
新宿イーストクロスタワー3階
アクセス
東新宿駅A3出口 徒歩1分
保険証不要
自由診療
原則予約制
2026.11.05
マンジャロを使い始めて吐き気や下痢、便秘などが起こると、「よくある副作用なのか」「すぐ受診したほうがよいのか」と不安になる方もいるでしょう。
また使い始める前に、副作用の話をまわりから聞いて、不安を感じる方もいるのではないでしょうか?
マンジャロでは消化器症状が比較的多く報告されています。
一方で、強い腹痛、繰り返す嘔吐、息苦しさ、意識の低下などは、重篤な副作用の可能性があるため、早急な対応が必要です。
この症状がある場合は医療機関へ

この記事では、マンジャロのよくある副作用、副作用が出るタイミング、危険な症状、自宅でできる対処、中止後の体重変化を解説します。
自己判断で増量・減量・中止はリスクが高いため、実際の対応は処方を受けた医師の指示を優先してください。
マンジャロは、チルゼパチドを有効成分とする週1回の注射薬です。
もともと糖尿病の治療薬として使用されており、血糖値が高いときのインスリン分泌を促すほか、胃の内容物の排出を遅らせる作用などがあるため、自費診療でのダイエットに使用されるようになりました。
日本で承認されているマンジャロの効能・効果は「2型糖尿病」に対する効果です。
ダイエットや体重減少を主目的に使用する場合は、医療保険の適応外となります。
同じチルゼパチドを含むゼップバウンドは、国内で肥満症治療薬として承認されています。
ただし、一定のBMIや健康障害の条件を満たす肥満症患者が対象です。美容・痩身のために体重を落としたい人へ広く使う薬ではありません。
薬の用法や用量が書いてあるPMDAの添付文書では、悪心、嘔吐、下痢、便秘、腹痛、消化不良、食欲減退が「5%以上」の副作用として記載されています。
ただし、実際の発現率は用量、併用薬、患者背景、臨床試験によって異なります。
| 頻度区分 | 添付文書に記載されている主な副作用 |
|---|---|
| 5%以上 | 悪心、嘔吐、下痢、便秘、腹痛、消化不良、食欲減退 |
| 1〜5%未満 | 腹部膨満、胃食道逆流性疾患、げっぷ、注射部位反応、膵アミラーゼ増加、リパーゼ増加、疲労 |
| 1%未満 | 心拍数増加、低血圧・血圧低下、鼓腸、胆石症、糖尿病網膜症、過敏症、味覚不全、異常感覚 |
マンジャロは比較的消化器症状が出やすいといわれています。
このような副作用は出ない人もいれば、日常生活に支障が出る人もいます。
マンジャロは胃の内容物の排出を遅らせるため、吐き気、胃もたれ、腹部膨満、食欲低下などが起こることがあります。
下痢や嘔吐が続くと脱水から急性腎障害に至るおそれがあるため、「よくある副作用だから」と我慢し続けないことが大切です。
便秘に強い腹痛、腹部膨満、嘔吐、便やおならが出ない状態が加わった場合は、イレウスの可能性があります。
便秘薬を自己判断で使用する前に、速やかに医療機関へ相談してください。
だるさは副作用として起こる可能性があります。
しかし、強い眠気や頭痛には、低血糖、脱水、食事量の不足、睡眠不足、感染症など複数の原因が考えられます。「薬に慣れる途中」と決めつけないようにしましょう。
特に、インスリンの薬を使用している方は低血糖のリスクが高くなります。冷汗、強い空腹感、手の震え、動悸、めまい、視覚異常などがある場合は、医師から指示された方法で対応しましょう。
寒気、発熱、筋肉痛は、公式に認められている副作用ではありません。
こういった症状がある場合は感染症など別の病気の可能性もあります。
右上腹部の強い痛み、発熱、寒気、白目や皮膚が黄色くなる症状がある場合は、胆嚢炎・胆管炎などが疑われます。
症状が強い場合や続く場合は、早めに受診してください。
うつ病や精神不安定は副作用として記載はありません。
こういった症状とマンジャロの直接の因果関係は確立していないので、うつや精神不安定といった症状がある場合は、体調不良、食事量や睡眠の変化、もともとの精神疾患など、ほかの要因も考えられます。
気分の落ち込み、不安、不眠などが続く場合は医師へ相談しましょう。
症状がひどい場合やなかなか収まらない場合は一人で抱え込まず、精神科・心療内科へ相談しましょう。
抜け毛や脱毛も副作用としての記載はありません。
一方、同じチルゼパチドを有効成分とし、肥満症治療薬として承認されているゼップバウンドの添付文章では、脱毛症が1〜5%未満の副作用として記載されています。
急な体重減少や食事量・栄養状態の変化、甲状腺疾患、貧血など、ほかの原因が関係することもあります。
急に抜け毛が増えた、円形に抜ける、数か月続く場合は、処方元や皮膚科へ相談してください。
副作用が出始める時期や強さには個人差があります。
吐き気、下痢、便秘などの消化器症状は、使い始めや増量時に起こりやすいとされていますが、何時間後にもっとも強くなるかは一律ではありません。
注射後の経過時間だけで判断せず、症状の強さや持続、水分を取れているかを確認してください。
消化器症状は、使い始めや増量後に起こりやすく、継続に伴って軽くなる人もいます。
次のような場合は、次回投与を自己判断で行う前に処方を受けた医療機関へ相談しましょう。
相談するべき症状

吐き気や下痢などの消化器症状やその他の副作用で薬を続けにくい場合、医師と相談しながら減量または増量時期の延期をすることも可能です。
頻度は稀ですが、マンジャロの副作用の中には注意が必要なものもあります。
使い方を誤ってしまうと重大な副作用に繋がりかねません。
「これはよくある副作用なのかな・・」と放置しないために
すぐに受診するべき副作用をチェックしていきましょう。
| 注意する副作用 | 主な症状 | 対応の目安 |
|---|---|---|
| 低血糖 | 冷汗、強い空腹感、顔面蒼白、動悸、手の震え、頭痛、めまい、視覚異常、けいれん、意識低下 | 意識がある場合は事前の指示に従って糖質を摂取。改善しない、意識障害・けいれんがある場合は救急要請 |
| 急性膵炎 | 嘔吐を伴う持続的な激しいみぞおちの痛み、背中の痛み、腹部膨満、発熱 | 使用を中止し、直ちに受診 |
| 胆嚢炎・胆管炎・胆汁うっ滞性黄疸 | 右上腹部の強い痛み、発熱、寒気、吐き気、白目・皮膚の黄ばみ、濃い尿 | 速やかに受診 |
| アナフィラキシー・血管性浮腫 | 全身のじんましん、喉の違和感、息苦しさ、ふらつき、唇・舌・顔・首の腫れ | 救急要請 |
| イレウス | 便やおならが出ない、強い腹部膨満、持続する腹痛、吐き気・嘔吐 | 使用を中止し、速やかに受診 |
| 脱水・急性腎障害 | 嘔吐・下痢が続く、水分が取れない、尿量が少ない、強い口渇・めまい・ふらつき | 当日中を目安に処方元へ連絡。重い場合は救急受診 |
症状の強さや組み合わせによって緊急度は異なります。
判断に迷う場合は、処方を受けた医療機関または救急相談窓口へ連絡してください。
吐き気や胃もたれがある場合は、食事の工夫で抑えられる場合があります。
すぐできる食事の工夫
食事がほとんど取れない状態が続く場合は、栄養不足や過度の体重減少につながるため、医師へ相談してください。
少量ずつ水分を取り、脱水を防ぎます。糖尿病や腎疾患がある方では、スポーツドリンクなどの糖分・電解質を含む飲料が適さない場合もあるため、普段から医師に適切な補給方法を確認しておくと安心です。
水分が取れない、何度も吐く、下痢が止まらない、尿量が減っている場合は、自己対処を続けず受診してください。
無理のない範囲で水分、海藻やごぼうなど食物繊維を摂るようにしましょう。軽い運動もおすすめです。
ただし、強い腹痛、腹部膨満、嘔吐、便やおならが出ない状態はイレウスの可能性があるため、食物繊維や便秘薬を追加する前に医療機関を受診しましょう。
意識があり、自分で飲み込める場合は、糖質を摂取します。
α-グルコシダーゼ阻害薬を併用している場合は、砂糖ではなくブドウ糖が必要です。
意識が低下している人へ飲食物を与えると誤嚥のおそれがあります。口から与えずに、救急車を呼んでください。
マンジャロは週1回、同じ曜日に投与します。
生活の中で続けやすいタイミングを決めて打つようにしましょう。
体調の変化や不安なことがあれば医師と相談しましょう。
打ち忘れた場合は、次回打つ予定までの時間によって対応が変わります。
次回打つ予定までの時間を計算して下記の対応を行いましょう。
マンジャロを打ち忘れた時の対応

短い間隔で2回分を投与したり、自己判断で用量を増やすことは危険です。
判断に迷う場合は、処方を受けた医療機関に相談しましょう。
次に当てはまる方は、マンジャロを使用するにあたって注意が必要です。
診察時に必ず医師へ伝えてください。
医師に伝えるべきこと
妊婦または妊娠している可能性がある方は、マンジャロを使用できません。
妊娠する可能性がある方は、使用中と最終投与後1か月間の避妊が必要です。
授乳中は、授乳を続けるか、薬を使うかを医師と相談します。
マンジャロは胃内容物の排出を遅らせるため、投与開始初期や増量後の初期に、経口避妊薬の効果を弱める可能性があります。
ピルを使用している方は、マンジャロの開始・増量前に処方医と婦人科医へ伝え、必要な避妊方法を相談してください。
マンジャロなどのGIP/GLP-1受容体作動薬では、全身麻酔や深い鎮静時に、胃に残った内容物を誤嚥した症例が報告されています。
手術や鎮静を伴う検査の予定がある場合は、自己判断で休薬せず、使用中であることと最終投与日を担当医へ伝えてください。
吐き気などの症状は、中止後すぐ消えるとは限りません。
チルゼパチドの半減期は約5〜6日で、中止後も作用が続く可能性があります。症状が強い場合は、中止後も医師へ相談してください。
マンジャロには依存性薬物のような「禁断症状」が一般に問題となるわけではありませんが、2型糖尿病の治療中に中止すると血糖値が上がる可能性があります。
また、食欲が戻り、減量した体重の一部が増えることもあります。
肥満または過体重で糖尿病のない成人を対象としたSURMOUNT-4試験では、チルゼパチド10mgまたは15mgと生活習慣介入を36週間続けた後、平均20.9%の体重減少がみられました。
その後52週間、チルゼパチドを中止してプラセボ(偽薬)へ切り替えた群では、切り替え時から平均14.0%体重が増加しました。
一方、継続群ではさらに平均5.5%減少しました。試験開始時から88週時点では、中止群も平均9.9%減の状態でした。
なお、この試験の参加者は糖尿病のない肥満または過体重の成人で、試験開始時の平均体重は107.3kgでした。
全員が食事・身体活動への介入を受け、最大耐容量の10mgまたは15mgを使用しています。
そのため、平均変化率を60kg・70kgの個人に単純換算し、「何kg減る」と予測することはできません。
この試験から読み取れるのは、中止後に体重が戻る傾向がみられたことであり、個人の減量幅を保証するものではありません。
中止や減量を検討するときは、食事、運動、体重、血糖、再増量の条件などを医師と一緒に計画しましょう。
マンジャロには、すべての人に当てはまる標準的な減量方法は定められていません。
副作用が強い場合の減量や増量延期は添付文書に示されていますが、自己判断で注射間隔や用量を変えず、処方医へ相談してください。
フェミューズクリニックのマンジャロ処方は自由診療です。掲載料金は次のとおりです。
| 用量 | 1か月分 | 2か月セット総額 | 3か月セット総額 |
|---|---|---|---|
| 2.5mg | 12,600円 | 23,800円(11,900円/月) | 33,600円(11,200円/月) |
| 5.0mg | 21,000円 | 40,600円(20,300円/月) | 58,800円(19,600円/月) |
| 7.5mg | 29,400円 | 57,400円(28,700円/月) | 84,000円(28,000円/月) |
※すべて税込、2026年8月6日時点。価格は変更される場合があります。
用量は価格や減量目標だけで選ぶものではなく、体調・副作用・治療効果を踏まえて医師が判断します。
オンライン診療の送料は全国一律550円ですが、1回の注文が5,000円以上の場合は無料です。最新の配送条件は予約時にご確認ください。
フェミューズクリニックでは、初回の対面診療で注射方法を確認し、その後オンライン診療へ切り替えることもできます。
副作用がある方は、症状が出た時刻、注射日・用量、食事・水分量、併用薬をメモして相談すると診察がスムーズです。
副作用の有無だけで、治療効果を判断することはできません。副作用がなくても効果がみられる場合があります。
自己判断で増量せず、体重、血糖値、食事量などを医師が確認して判断します。
急性膵炎、アナフィラキシー、重い低血糖、イレウスなど、生命に関わる可能性のある副作用は報告されています。
ただし、副作用報告や死亡例があることと、マンジャロが直接の原因だったことは同じではありません。
重篤な症状を早く見分け、適切に受診することが重要です。
ラットの試験で甲状腺C細胞腫瘍が増えたことが記載されていますが、人での甲状腺髄様癌との因果関係は明らかではありません。
首のしこり、飲み込みにくさ、声のかすれなどがある場合は医師へ相談してください。
マンジャロは日本で2022年に承認された薬であり、長期的な安全性情報は今後も更新されます。
定期的に診察を受け、最新の添付文書と医師の指示に従いましょう。
過度の飲酒は、低血糖や膵炎のリスク要因となることがあります。
また、吐き気や脱水を悪化させる可能性があります。飲酒量や頻度は、糖尿病の有無、併用薬、肝機能などによって判断が異なるため、処方医へ相談してください。
月経異常はマンジャロの代表的な副作用として記載されていませんが、急な体重変化、食事量の低下、妊娠、ほかの病気などで月経が変化することがあります。
妊娠の可能性がある場合はマンジャロを使用せず、妊娠検査と医療機関への相談を行ってください。
マンジャロでは、吐き気、嘔吐、下痢、便秘、腹痛などの消化器症状が比較的多く報告されています。
軽い症状でも、日常生活に支障がある、水分が取れない、次の投与日まで続く場合は、我慢せず処方医へ相談してください。
持続する激しい腹痛、息苦しさ、顔や喉の腫れ、便やおならが出ない、意識の低下などは、緊急性のある副作用の可能性があります。
自己判断で様子を見ず、速やかに医療機関を受診しましょう。
フェミューズクリニックでは、対面診療で注射方法や副作用について確認し、その後オンラインで経過を相談することもできます。現在の症状、用量、注射日、併用薬を確認のうえ、ご予約ください。
初診料1,500円(税込)。保険証は不要です。
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