ミニピル（POP）

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「ミニピル」とは

ミニピルとは、黄体ホルモン（プロゲストーゲン）のみを含有し、卵胞ホルモン（エストロゲン）を含まないピルのことです。従来の低用量ピル（OC/LEP）に比べて血栓症のリスクが低減されていることから、これまでピルの処方ができなかった方も使うことができ、正しく服用すれば低用量ピルと同等の避妊効果が期待できるのが大きな特徴です。エストロゲンを含んでいないことから、「Progestogen-OnlyPill（プロゲストーゲン・オンリー・ピル）」、略してPOP（ポップ）と呼ばれることもあります。
ミニピルには、月経困難症（生理痛など）や子宮内膜症を改善する効果があるほか、子宮体がんや卵巣がんの予防効果も期待されています。また、正しく服用すれば低用量ピルと同等の避妊効果が期待できます。ただ、避妊目的に使用する場合は、飲み忘れや服用の間隔が空いてしまうと、ピルよりも早く薬の効果がなくなり妊娠することがあるので、正確に服用時間を管理して、毎日決まった時間に服用する必要があります。

「セラゼッタ」とは

セラゼッタは、オランダのオルガノン社が開発した経口避妊薬（OC）で、海外では一般的な承認薬ですが、日本では未承認薬です。。厚生労働省認可の輸入薬品として当院で取り扱っています。28錠で1シートとなっていて、毎日1日1錠を同じ時間に内服します。セラゼッタはミニピルに分類されるお薬で、黄体ホルモン（プロゲステロン）のみを含有するお薬です。セラゼッタは第3世代の黄体ホルモン「デソゲストレル」を0.075㎎含有しています。第3世代は全世代の中で黄体ホルモン作用が最も大きく、男性ホルモン作用はある程度抑えられているため、ニキビ改善や多毛にも効果が期待できます。